【The Wandering Village】巨大生物の背中で街を作るゲームのレビュー、感想【ワンダリングビレッジ】

レビューとか感想
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軽く触れられたのでその感想を書きます、今の時点でアーリーアクセスで将来の正式版では内容が異なってる可能性があります、ご注意ください。そして既プレイですが未クリアです、レビューの内容を保証することは出来ません。

 

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異色の街作りゲー「The Wandering Village」の簡単な感想

現在アーリーアクセス中の「The Wandering Village」で遊んだのでその感想を書きます、結論から書くと今の時点で普通に遊べます、ですが問題点もあったと感じたのでそのことについて書きます、まだ1回遊んだだけだしおそらく正式版で色々と修正がされているはずなのでこの記事に書かれていることと違いがあるかもしれません。ていうかそもそも俺の認識が間違ってる可能性もあります、書いてあることに責任は持てません(予防線)

 

Steam で 26% オフ:The Wandering Village
『The Wandering Village』は、さまよう巨大生物の背中の上で街づくりするシミュレーションゲーム。集落を建設し、巨大生物との共生関係を築き上げよう。有毒植物に汚染された、この厳しくも美しい終末世界で共に生き延びる道を探すのだ...

 

毒の胞子で終わった世界、オンブちゃんの背中で生きていく

「The Wandering Village」は通称「オンブ」と呼ばれる超巨大生物の背中に街を作ってそこで暮らし、生きてサバイバルしていくゲームです。街作りゲームは比較的オーソドックスなゲームジャンルですしSteamで人気があるゲームジャンルでもあるのでそれ自体は全く珍しくありません、だけどこのゲームの場合は今書いたようにオンブちゃんの背中に街を作っていきます。オンブちゃんは生き物なので基本的に移動してます、そして疲れると寝ます、ご飯も必要です、これからレビューとして書きますが体調管理やご飯の用意も人間が行う必要があります。

街作りゲームは珍しくもなんともないですがその「土地」が常に移動しながら街を作っていくのは非常に珍しい仕様のはずです、作った街を移動させるならきっとSFかファンタジーな内容の街作りゲームでならありますが住んでいる「土地」ごと移動は他にこのゲーム以外知りません。

 

「街づくり」の基本はごく普通の内容

まずはじめにこの「The Wandering Village」の簡単な仕様について説明しました、では次に「街づくり」についてです、いくら世界観や設定、仕様が面白くてもゲームとしても基礎が面白くないとゲームとしては評価出来ません。

それでThe Wandering Villageの街づくりなんですが基本的な部分はごく普通です、住居を作って農業を行って料理を作って研究所なんかもあって研究して作れるものを増やしていく感じです。住居は種類があるだけで中の家具の配置などは出来ません、配偶者などにシステムもないです、料理の数も少ないし住民なその場で立ったまま食べます、街づくり部分はかなり簡素な作りです。まだアーリーアクセスですし、ゲームの「キモ」はそこには無いので仕方ないですが、人によっては簡単すぎると思うかもしれませんね。

 

温かみのある魅力的なグラフィック

ワンダリングビレッジは2Dと3Dのハイブリッドのような独特のグラフィックです、後述するオンブは3Dで表現されてますが住民や建造物は2Dで表現されてます、イラストが動いてる感じです。住居や農地で育てる植物などどれも絵本の中の絵のように描かれていてとても可愛らしく温かみを感じるグラフィックです、ゲームのジャンルとしてはポストアポカリプスと言えるはずなのに平時の状態なら非常に牧歌的な平和な光景に見えます。ビジュアル面だけ見てもかなり高水準でとても魅力的です。

 

オンブちゃんという巨大生物

そしてこのゲームの一番の売りである巨大生物の「オンブ」です、これがこのゲームの一番の注目ポイントですね。このオンブちゃんなんですがその背中に街を作るわけです、オンブちゃんの背中が要するに土地ですね、そしてその土地が常に移動していて気象などが常に変化しているのがこのワンダリングビレッジの独自性です。オンブは非常に大きいですが普通の生き物と同じように食べて、寝て、感情もあります。

このオンブちゃんなんですが常に移動しているので砂漠みたいな暑い場所や後述する毒だらけの腐海のような場所など様々な場所に移動します、なので住民はオンブの気まぐれに付き合って常に根無し草のような背活を…って訳では実はないです、オンブは実はある程度ゲームが進むと指示を出せたりします。

オンブに指示が出せる施設を作ることが出来て進む道を指定出来ます…が、そのままだとオンブとの友好度が低いので住民の指示を聞いてくれません、なのでオンブにご飯をあげたりして友好度を上げられます。そして友好度と関係無くワンダリングビレッジはオンブの餌であるキノコの量がワールドマップから食べられる量だと足りないので住民がキノコを育てる必要があります、自分(オンブ)の背中で自分のご飯を育てるわけです。

オンブに指示を出す以外にも住民はオンブから恩恵を得る方法があります、まずオンブの血液を抽出する施設を作ればオンブの血が手に入ります、その血を使ってブラッドソーセージが作れるようになります…100%オンブの血のブラッドソーセージです…どうやら美味しくて住民は満足するようです…が、採血するわけでオンブの健康と好感度が損なわれます…。

とにかくこんな感じにオンブという巨大生物は住民にとって非常に重要な存在であると同時にオンブにとっても住民は重要な存在でまさに運命共同体といった感じです、これから説明する毒の胞子、腐海について読んでもらえれば更にそう思えるはずです。

 

毒を含んだ有毒雲や毒胞子の蔓延など

そこでこのゲームの独自性について書いていきます、なんといってもそれはこの世界が汚染された終わった後に世界だということです。具体的には謎の猛毒の胞子が世界を支配してそれが原因で世界が滅んでしまったようです、オンブちゃんは寝ているとき以外は歩いてますがその時々によって汚染状態が変わっていきます。全く汚染されてない空気の所もありますが軽度に汚染された場所もあります、中には毒の胞子で森のようになった場所もあってそこを通ると当然街の住民に色々な意味でダメージを与えます、オンブちゃん自体にもダメージがあります。

この汚染された胞子が支配する世界の毒をなんとかするのがこのゲームの非常に重要な要素の一つです、そのためにオンブちゃんと一緒に頑張るわけです。ここで重要なことを更に書くと、オンブちゃんと住民の関係ですがこれは真の意味で共生関係です、オンブちゃんも住民もお互い存在しないと生きていけません、それがオンブちゃんという存在の尊さにも繋がってます。

 

汚染された危険な世界を生き抜く為の独自な設備

このワンダリングヴィレッジの世界は毒胞子が蔓延している終わってしまったポストアポカリプスな世界です、その汚染から住民やオンブちゃんを守っていくことは非常に重要です、食料確保と同じくらい重要です。

前述した毒の胞子だらけの腐海のような場所を通ると大量の毒の胞子がオンブちゃんの背中に降り注いできます、そうすると毒胞子がどんどん広がっていきます、当然オンブちゃんにも住民にも農作物へも悪いです、早急になんとかしないといけません。毒の胞子は住民が手作業で処理も出来ますが効率が非常に悪いです、などで除染所なる施設を建築できます、画像の火炎放射器と防護服というどっかのアニメ映画、漫画で見たことあるスタイルで毒の胞子を焼いていきます。

火炎放射器の燃料はオンブちゃんの排泄物から作ったりオンブちゃんの胆汁から作ったり出来ます、こんなふうにワンダリングビレッジ独自の施設、要素もたくさんあってそこもとても珍しく楽しいです。

 

個人的に気に食わない、なんとかしてほしい点

今まで書いた通りこの「The Wandering Village」はアーリーアクセスの現時点でかなり完成度が高いゲームで普通に遊べます、世界観も良いしとても魅力的なゲームと言えます…が、当然気になる点もあります、それについて書いていきます。

 

住民の外界への遠征が手軽過ぎる

まずはこれ、っていうかワンダリングビレッジは今書いたように現時点で十分高い完成度を誇るゲームなのでそこまで大きな、分かりやすい不満点、問題点は個人的にあまりないです。だけどこの仕様だけは本当に気に入らないってとこがあります、明らかに外界への遠征が簡単過ぎることです。

まずは遠征について説明します、遠征はその名の通り遠くへ遠征します、オンブちゃんの背中から2人の住民が降りて外の世界を探索します…そして遠征先は森なら木材や水、砂漠なら砂、採掘場なら石や鉄など様々なアイテムがあってそれを遠征した住民が持って帰ります、中には研究の為に必要な過去の遺物を持ち帰ることがあります、いうまでもなくこれらは非常に重要です…ですが今書いたように遠征にかかるリスク、コストがあまりにも軽すぎるんです。

まず遠征に必要な施設も住民も簡単に確保出来ます、まずここが非常に簡単です、普通に加工した木材と石材だけで施設を建築出来て配置する住民もたった2人です済みます。では実際に遠征に行くとどうなるのか?ですね。考えてみてください、ワンダリングビレッジの世界を、この世界はいわゆるポストアポカリプスの世界です、世界が終わってます…どう考えてもあらゆる意味でオンブちゃんの背中の外は危険です。毒の胞子が危険で、きっと人も危険でモヒカン頭のヒャッハーな人たちだって居そうです…そんな外界へ遠征するのにほぼ何の問題も無く住民は仕事をこなしてきます、たまに危険なランダムイベントが発生するのと毒の森マップ探索以外はほぼ何の危険も無いし近場だと1日以内で帰ってきます、全く納得出来ません。

 

総評 現時点で普通に遊べる良作

長く色々と書いてきましたが現時点での評価は「独自設定や魅力的な世界観があってなおかつゲーム部分も普通に遊べる」ですね、これです。前述した通り遠征システムなど気に入らない点もありますが致命的なほどの問題ではないです、ゲームがわりと早い段階で単調な感じになってしまうなども問題だと思いますが、まあまだアーリーアクセスですからね…そこらの改善に、変更に大いに期待です。

 

Steam で 26% オフ:The Wandering Village
『The Wandering Village』は、さまよう巨大生物の背中の上で街づくりするシミュレーションゲーム。集落を建設し、巨大生物との共生関係を築き上げよう。有毒植物に汚染された、この厳しくも美しい終末世界で共に生き延びる道を探すのだ...

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